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【2024年版】看護師の平均年収いくら?手取り、ボーナスなど給料まるごと解説

看護師は「年収が高い」というイメージを持たれがちですが、実際の年収・給料はどのくらいなのでしょうか?看護師の平均年収や手取り額、ボーナスのほか、年齢や地域(都道府県)によってどのくらい年収に違いがあるのかなど、「看護師の給料」をまるごと解説します。

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1.看護師の平均年収は508万円

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は508万1700円(平均年齢41.9歳)となっています。

ここから税金や社会保険料が引かれた、看護師の「手取り年収」は平均380万~405万円となります。

ただし、これは年間のボーナスや各種手当(夜勤手当、残業代、通勤手当など)も含んだ総額であるという点に注意です。

2.看護師の年収・給料の内訳

看護師の年収・給料の内訳は、

  • 基本給
  • 夜勤手当
  • 残業代(時間外手当)
  • ボーナス

ーの4つが主なものです。

このほかに通勤手当や家族手当、住宅手当などのその他手当が付くのが一般的です。主な4つの内訳について、それぞれ見ていきましょう。

看護師の基本給

基本給とは手当などを含まないベースとなる賃金のことです。残業代(時間外手当)の割増額の計算やボーナスの計算の際にも使われます。

日本看護協会の調査によると、新卒の基本給は約20万~21万円で、10年目(非管理職)の看護師の基本給は約24.8万円となっています。

施設や役職の有無などによっても変わりますが、看護師の基本給は約20万~21万円からスタートし、年4000~5000円ずつ昇給、10年目で25万円前後となるのが平均的です。

看護師の夜勤手当

看護師の年収・給料には「夜勤手当」がかなりのウェイトを占めています

日本看護協会の調査から、夜勤手当の平均額をまとめました。

看護師の夜勤手当額と夜勤回数(平均)

2交代3交代
準夜勤深夜勤
平均手当額11,368円4,234円5,199円
平均回数4.9回7.5回
平均手当額×回数55,703円35,374円

出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査」

※3交代の「平均手当額×回数」の金額は、準夜勤と深夜勤の「平均手当額」を均等に除した金額に「平均回数」を乗じたもの

上のデータを見ると「看護師は毎月の給料のうち、平均3.5万~5.5万円を夜勤で稼いでいる」と言えるでしょう。

つまり平均年収508万円のうち、40万~65万円は夜勤手当分という計算になります。

まさに「負担の大きい夜勤をこなしてこその高い給料」という実態がうかがえます。

看護師の残業代

看護師の場合、残業代が収入に占める割合はあまり多くありません。

看護師の1カ月あたりの残業時間は、厚労省の調査では平均6時間、日本看護協会の調査では平均5.2時間となっています。

このデータや基本給などを基に残業代(時間外手当)を計算すると、およそ月1万~1.2万円年間では12万~14万円ほどとなります。

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